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THE NORTH FACE FOOT WEAR S/S 2012

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THE NORTH FACEフットウエアの小冊子を製作しました。この春夏に新登場する本格的な登山靴と超軽量トレイルランニングシューズを軸に、登山とトレランにフォーカスした全18ページ。詳細な製品紹介はもちろん、アルパインクライマー馬目弘仁さん、トレイルランナー鏑木毅さんという2人のトップアスリートによるインプレッションにもページを割いています。

こうした商品企画モノの製作には、クライアントの担当者と詳細な打ち合わせを繰り返すのですが、相手の商品愛にどうしても引きづられますね。こちらも次第に感情移入してくるというか、端的にいえば、その商品がとっても欲しくなる。オリエンテーション時や撮影の合間に手にとって、試し履きしながらいじり倒すんですが、いやぁ、冷静じゃいられなくなりますね。

今回もブツ撮りマニア(?)の心を揺さぶる撮影は永易写真事務所。巻頭にはUTMB(Ultra-Trail du Mont Blanc)のオフィシャルページにも写真が採用された柏倉陽介さんによるトレランシーンを収め、ADとデザインはMeta+Maniera。私は全体の構成とディレクション、そしてコピーを担当しました。

全国のTHE NORTH FACE直営店とディーラーで現在配布中です。少量なので、お早めに。



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『PEAKS』インタビュー谷口ケイ

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photo : Yosuke Kashiwakura/PEAKS

「ビーム」と「ウォール」ってご存じですか。Beam=桁(丸太)、Wall=壁。森の中に設置したこれらを、グループで乗り越えるという野外教育の定番的課題のひとつ。手を伸ばしてもジャンプしても届かない高さに設定するため、メンバー全員の協力が不可欠なうえ、それなりに頭を使わないと最後の一人まで越えられません。シンプルなアイテムながら、協調性やグループワークを養える優れた課題です。

谷口ケイさんを撮影する際、木の上から撮ろうということになり、カメラマンの柏倉君を太い枝の上に押し上げることになりました。そのとき、柏倉君のカカトを一息で押し上げる谷口さんの無駄のない所作は、まさにビームやウォールに慣れた人の動きそのものでした。

これはもしやと話をうかがうと確かにその通り。谷口さんは仕事としてアウトドアの場を利用した企業研修の会社にも関わっているとのこと。なるほどね。しかも、そのセンでごく近しい共通の知人までいることが判明。世の中狭いものです。

人間がアウトドアで得られるインパクトを教育の場で活用する。それがアメリカで生まれた野外教育の主旨です。子どもたちの教育から企業の研修まで、現在、さまざまな活動に生かされています。その野外教育を日本に初めて紹介したのが筑波大学で教鞭を執っていた飯田稔さん。現在、全国各地のサマーキャンプ主催者は、多かれ少なかれ飯田先生の教え子が関わっているといっていいでしょう。

じつは山岳ガイドの花谷泰広さんも信州大学在学中には野外教育を専攻していて、先生は筑波大出身で飯田ゼミ出身の方。そして、20代前半の僕がミウラドルフィンズに入社するきっかけを作ってくれたのも、筑波大飯田ゼミ出身の久保田さんという先輩。そんなわけで、ついつい横道にそれました。

女性として世界初のピオレドール(黄金のピッケル賞)を受賞した谷口ケイさん。人混みが苦手で、エベレストの山頂より山手線の車中の方が息が苦しいと笑います。現在日本最強といってもいい女性アルパインクライマーのあれやこれやは、なかなか男前な話の数々でした。



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PEAKS4月号はバックナンバーからどうぞ

インタビュー馬目弘仁

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photo : Yosuke Kashiwakura


すっかり遅くなりましたが、馬目弘仁さんのインタビューは2月15日発売の『PEAKS3月号』に掲載されました。
馬目さんを初めて見かけたのは4、5年前のTHE NORTH FACEのパーティでした。日焼けした精悍な顔つきと鋭く光る目が印象的な、まさに思い描いたままの「硬派なアルパインクライマー」そのものでした。

インタビューを依頼するときの初めての電話はいつも緊張するものですが、相手が硬派な人物だと思えばなおさらです。ところが電話口の馬目さんはおだやかな口調で物腰やわらか。イメージとの違いに驚いてしまいました。

「以前に出たインタビューの写真の影響なのか、どうも怖い人だと思われているようで……」と馬目さんは笑いました。「僕は気弱だから……」「かみさんがNOと言ったら山に行かない」などなど、"硬派”とは真逆のコメントが相次いだインタビュー。もちろん、決して軟弱なのではなく、やってることはハードコアそのものなんですが、どうやら、そのあたりのバランス感覚にこの人の魅力が秘められているようです。

Right Time Right Place

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ニセコ、玄天カフェでのKAZZ & KEISON LIVE

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「じゃ、また」と片品から奥志賀に向かう東田トモヒロ


今シーズンはミュージシャンと一緒に雪山を回る機会に恵まれています。すでに、八甲田山、ニセコ、キロロ、片品と4会場を回って、粉雪→温泉→ビール→ライブという至福の時間を過ごしてきました。このルーティンはクセになりそうです。

昨晩は尾瀬に近い片品村にあるカタカフェでの東田トモヒロさんのライブでした。人気スキー場が連なる片品村にある小さなカフェには、多くのローカルたちに交じって、この日のために遠方から駆けつけた人たちも少なくありません。土曜夜ということもあって、昼間は滑って夜はライブ。そんな日程でやって来たようです。

ライブの後は主役の東田さんを交えて和気藹々のバータイム。閉店後は店主の一郷さん(彼もコアなスキーヤー)の案内で、最後まで残った人たちと夜中の温泉にくりだしました。もちろん東田さんも一緒です。

翌朝は尾瀬戸倉スノーパークに集合して、ヌマケンこと沼野健補さんのGPG(ゲレンデパウダーガイド)に参加してフレッシュパウダーを滑りました。実はヌマケンさんも前夜はラストまで残っていた一人。なかば酒の勢いで「明日はみんなで滑ろう」となったのですが、それを一手に引き受けてくれたヌマケンさん。多忙な日曜日にホントありがとう! 感謝です。

先週まではKAZZさんとKEISONのライブを追いかけて、青森と北海道を回りながら一緒に滑りました。どの会場も滑り手たちが集まって、それはもうたいへんな盛り上がりでした。

東田トモヒロ、KAZZ、KEISON。彼らはみなサーファーであり、同時に無類のスノーボード好き。クルマに楽器やボードを積み込んでライブ&サーフorスノートリップで全国を回ってます。

この詳細は、この秋の『Fall Line』でじっくりやる予定ですが、多くの滑り手たちのハートをつかんだ彼らの旅と音楽をお伝えしようと思います。ヒットメーカーたちが会議室で作った音楽と、なにがどう違うのか。そのあたりがポイントです。

ここに7、8年前に書いたコラムがあります。ハワイと雪山とで状況は異なりますが、ボクが伝えたいことの核心は共通したものがあります。お暇なときにでも読んでみてください。


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何年か前のハワイでのこと。今晩の予定を決めようとホテルにあった小冊子をペラペラめくっていたら、運良くアロハセンターのレストランで「HAPA」のライブがあるのを発見した。これはもう行くしかないでしょ、ということで、すかさずレストランに予約の電話を入れた。今から思えば、彼らが解散する直前だっただけに、とても貴重な体験だった。

僕らが着いたときには店内はほぼ満席で、唯一空いていたステージ斜め横のテーブルに案内された。ステージといっても、教壇のような低い台が窓際に置かれているだけで、スポットライトもない。PAのミキサーも椅子の脇に立てられており、演奏しながらバリー・フラナガン自身が操作していた。

こんな目の前でナマの「HAPA」を……、と興奮してたのは僕らくらいで、ほかの大多数のお客さんたちは、料理とワインとおしゃべりが主役とばかりに、演奏そっちのけってワイワイやっていたのには驚いた。

ちょうどデザートが運ばれる頃に、最後のアンコール曲が終わった。盛大な拍手に笑顔でこたえた彼らは、その後、おもむろに椅子の裏に手を伸ばし、ヨイショとばかりに大きなビニール袋(たぶんゴミ用の袋)を取り出して、そしてこう言った。
「今夜演奏した曲は、すべてこの中に入ってます。僕らの歌が気に入ってもらえたら、一家に1枚って感じで……」

袋から取り出したのは自分たちのCDだった。ふたりは椅子から降りてあぐらをかいて座り、その前にCDの山をつくり始めた。

その何カ月か前に来日したときには、あのオーチャードホールを超満員にしたアーチストが、自らの手でCDを販売しようというか。それでも彼らに悲壮感はなく、むしろ、買い求めるお客さん一人ひとりと言葉を交わしつつ笑顔で握手を続ける姿は、なんとも幸せそうだった。

演奏中の様子からすると、この日のお客さんたちは「HAPA」が何者かすら知らない人がほとんどだったと思う。それでも結果的にステージ前に長蛇の列を作らせたのは、紛れもなく彼らの音楽の力である。それはミュージシャンにとって、最高の喜びなんじゃないだろうか。

「HAPA」に限らずハワイのミュージシャンは、バーやレストランでの小さなライブを大切にしていると聞く。どんなに有名になっても、ラフな恰好で表れ、演奏が終われば店に残って楽しい時間を過ごす。やりたい音楽をやりたい場所で演奏する。それが彼らにとって自然なことであり、ライフスタイルとしての音楽の楽しみ方。ライブが終わった彼らの楽しげな表情を見て、それを確信したのだった。


――2003年『湘南スタイル vol.15』より(一部略)――

インタビューKIKI 『PEAKS 2月号』

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photo by Yosuke Kashiwakura


年末から滑りほうけていました。今シーズンの雪は格別ですね。すでに青森に2回、白馬に2回、群馬に1回。1ヶ月で4000キロ以上走ったことになります。そんな私など足下にも及ばないほどアクティブに動いているのが、この人、KIKIさんです。

ご承知の通り、山ガールブームを代表するアイコンの一人といっていいでしょう。ちなみに、「山ガール」という言葉は、『PEAKS』や『ランドネ』『フィールドライフ』ではNGワードだそうです。意外でしょ?

さて、KIKIさんはモデルの仕事として山に登る以上に、個人でも山に出かけているようです。出かけているというか、話を聞くと、1年のかなりの日数を山や旅に費やしているそうです。「ホントに登っているんですね」と山で会った人から言われることも多いそうです。なんとなく分かる気がします。それでも彼女の話を聞いていると、ホントにこの人はアウトドアで遊ぶことが好きなんだなと思えてきます。

とはいえ、モデル、女優といった仕事には、日焼けや肌荒れは大敵なはずです。所属するモデルエージェンシーともどう折り合いを付けてきたのか。また、華やかなファッション業界とキツイ、キタナイ、クサイの3Kの山とは、どうもイメージが一致しません。その辺りがとても興味がありました。

まあ、答えを聞いてみれば、なるほどな、と思えるストーリーだったわけですが、そのあたり、実際にお読みいただければ幸いです。

プロフィール

cterakura

Author:cterakura
編集者+ライター
Fall Line editor
Bravoski、湘南スタイルmagazineなどさまざまな媒体で、コアなライフスタイルを追いかける。

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